IPA発音記号入力ソフト

Phonetica forWord Ver2.61の紹介

 Ver2.6ではWindows Vistaで問題なく動作することを確認しました。
Ver2.61ではサンプル単語帳が使えない不具合を訂正しました。




■ ソフトの扱い ■
  ■シェアウエアです。
・ベクター送金の場合 総額: 2,625円(Vectorの手数料+消費税込み)
・ベクター以外の送金の場合: 2,400円(別途振込手数料がかかります)

■最新版のダウンロードページはこちらです。
■ライセンス購入方法のご案内はこちらです。
□Vectorでの紹介ページはこちらです。

■ソフトを動作させるには発音記号フォント「SIL IPA93 Fonts」が必要です。詳しくはこちらをお読み下さい。
■ 対応OS ■ 
  ■Windows 95, 98, Me, 2000, Xp, Vista, 7。
■ 概要と用途 ■
  【概要】
 外国の言葉の発音を正確に学ぼうとしたとき、我々のよく使うカタカナ表記だけでは、十分に音を表しきれない問題がありました。そのようなとき、国際的に通用する発音表記があると便利です。
 現在、IPA記号が世界的に標準的な発音表記の記号となっており、IPA記号フォントも各種無料で公開されています。Phonetica forWordでは、Unicodeフォントの前の大部分の発音記号を含む"IPA93フォント"を入力できるようにしました。
 このソフトが外国語学習や教育に役立つことを願っています。
・なお一般的なUnicodeフォント(SILのDoulos SILやCharis SILを含む)の中のIPA記号を入力するためには、私どもの作ったMiniticaがご利用になれます。
【用途】
1) IPAの発音記号を入力し、クリップボードを使ってMicrosoft WORDに転送する。
2) インターネットの掲示板に発音記号の書き込みをする。(見る人のPCにもIPA93フォントが必要)
3) 発音記号の画像を作る。
■旧バージョンとの違い:
  Ver2.61では、自己解凍書庫(圧縮ファイル)作成時に、設定ミスでサンプル単語帳が使えない不具合が出たのを訂正しました。
■ 特 徴 ■
  1)小文字はキーボードから、その他の文字や記号はShift+小文字で候補を出して選ぶインターフェースです。実際に入力する文字を目で確認しながら入力できるので、間違いがなく効率的に入力できます。
2)アクセント記号など重ね打ちする記号は直前に入力した文字の幅や高さに応じ4種類の文字コードの中から自動的に最も適したものを選びます。
3)独自の単語帳を自分で作ることが出来ます。
4)文字や記号をビットマップで保存できるので、GIF変換さえすれば、ホームページにも利用できます。
5)すべての文字や記号に、自分なりのコメントが加えられるので、どの記号がどんな口の形、舌の位置で発せられるかを学んで行くことが出来ます。
6)自動貼り付け転送機能があるので、転送先でのペースト操作が不要です。
7)掲示板転送モードがあるのでタグ付きの転送文を簡単に作れます。
(その場合、見る人のPCにもSIL IPA93フォントが必要です。)
8)単語登録に便利な「標準画面」と、長文入力に便利な「ワイド画面」の2つの画面モードを切替えられます。
9)単語帳をCSVファイルにエクスポート、CSVファイルからインポートできます。
■ 基本的使い方 ■
   キーボードもしくはソフトキーボードからPhonetica forWordの文章入力エリアに文字を入力し、[Transfer txt]ボタンを押して、他のアプリケーション(MicrosoftWORDなど)に入力文を自動貼り付け転送します。

【入力方法】
・英文字アルファベットの小文字に該当するものは、直接キーボードから入力します。
・それ以外の、文字は、字面の似ている文字を考え、その大文字をキー入力します。(シフトキーを押しながらアルファベット)
・すると、Phonetica forWordのIPad(ソフトキーボード)の上段に最大9個の候補文字が表示されますので、該当する番号の数字キーを押します。すると文字が入力できます。
・補助記号やマークは、アルファベット以外に8文字を記号入力用の「きっかけキー」として用意しましたので、そのキーを押します。すると同様に、最大9個の候補記号が表示されますので、該当する数字キーを押して入力します。

※補足:IPad(ソフトキーボード)とWordBook(単語帳)のページの切替は、キーボードの「 / 」スラッシュキーでトグルのように変更可能です。スラッシュ記号自体の入力は「 < 」キーを押して、候補を表示して入力してください。

【入力文の転送】
・基本的には、画面上部の[Transfer txt]ボタンを押し、自動貼り付け転送で目的のアプリケーションに貼り付けます。
・掲示板やHP(Htmlファイル)に転送する場合は、BBSチェックボックスにチェックを入れてから[Transfer txt]ボタンを押して下さい。原則的にタグでフォントフェースを指定しないと表示されませんので、「Add Font Tga」ボタンを押して下さい。スタイルシートでフォントを指定する場合は[No Tag]で転送してください。数値表現された文字コードのみが転送されます。

・その他、[Edit]メニューを用いることで、普通のクリップボード転送(Cut&PasteやCopy&Paste)が可能です。この場合はリッチテキストの形式の転送になります。
■ 試用段階の制限 ■
  ・試用段階では、入力した文字をクリップボードにコピーし、他のアプリケーション に貼り付けることはできません。
・ファイルへの保存、ファイルからの読み込み機能は使用できません。
・付属ツール「ビットマップメーカー」で作成した画像を保存できません。

・試用可能期間は1ヶ月です。それ以上続けてご使用される場合は、ライセンス料(2,400円)をお支払い、ライセンスキーを受け取る必要があります。
■ お願い ■
   外国語を扱うソフトをすでにインストールしている場合、そのソフト影響で本ソフトが正常に動作しない場合があります。どうも、文字セットに関する標準設定を変更しているようなのですが、どのような変更をしているか分からないので、対策が取れません。
 ライセンス御購入の前に、必ず一度「Phonetica forWord」を試用されるPCにインストールし、テスト文が正しくWORDに入力できるか御確認お願いいたします。
 ■ 御注意願います ■
 Phonetica forWordで扱う「SIL IPA93」フォントは、OSによって解凍のされ方が異なります。Windows95,98,Meでは、解凍するだけなので問題ないのですが、WindowsXPやVistaの場合、正規のフォントフォルダーに解凍されませんので、注意が必要です。

正規フォントフォルダーにインストールしなかったとき以下のような症状が出ます。原因、対策を行うと直ります。
【症状】
SIL IPA93フォント("silipa93.exe")をダウンロードし、解凍します。
するとPhonetica forWordでこのフォントが使えるようになります。しかし、マシン電源を落とし、再起動すると、Phonetica forWordのソフトキーボードのボタンを押すと、音声記号でははなく、絵文字のような記号などが表示されてしまう。そこで、またSIL IPA93フォントを解凍しなおすと、使えるようになるが、マシンをオフするとまた使えなくなる。

【原因】
  "silipa93.exe"はOSによって解凍のされ方が違います。
 WindosXpの場合、解凍するとTrueTypeフォントファイルは

 C:\Windows\system

というフォルダーに一旦、解凍されます。ただ、このままだとフォントとして正式にインストールされたことにはなっておりません。(一時的にはフォントとして認識するようですが)
(移動するファイル・・・12個のフォントファイル)
・ipa93db.ttf
・ipa93dc.ttf
・ipa93di.ttf
・ipa93dr.ttf

・ipa93mb.ttf
・ipa93mc.ttf
・ipa93mi.ttf
・ipa93mr.ttf

・ipa93sb.ttf
・ipa93sc.ttf
・ipa93si.ttf
・ipa93sr.ttf

【対策】
そこで、フォントを正式なフォントフォルダーにインストールを行う必要があります。
WindowsXpの場合の手順を書いておきます。

(1)「スタート」ボタンからコントロールパネルを開きます。
表示方法がXPのカテゴリ表示方法だとフォントカテゴリが見当たりませんので左の表示方法指定のところで「クラシック表示」に切り替えます。
(2)名前欄に「フォント」が現れます。これをダブルクリックします。
(3)現れた画面のメニューで「ファイル」「新しいフォントのインストール」を選びます。
(4)現れた画面の左下の「フォルダ」指定でSIL IPA93フォントのある
 C:\Windows\system
を指定(ダブルクリック)します。するとフォントの一覧にSIL IPAフォントがリストアップされます。右の「すべて選択」ボタンを押します。
 このとき、下の「フォントフォルダーにフォントをコピーする」のチェックボックスにチェックが入っているのを確認してください。
 C:\Windows\Fontsの下にフォントファイルがコピーされます。
(5)「OK」ボタンを押します。

(6)後始末。
 C:\Windows\system
フォルダーにフォントファイルを入れておくのは場所違いですのでここに解凍されたフォントファイルをエクスプローラーで削除します。
 以上で、再起動してもフォントファイルが消えることなく使えるようになると思います。
■ 参考文献 ■
  @国際音声記号ガイドブック, 国際音声学会 編, 竹林滋・神山孝夫訳, 大修館書店 (2003年3月10発行)
A世界音声記号辞典, ジェフリーKプラム/ウィリアムA・ラデュサー著 三省堂書店(2003年5月12日発行)
B改訂 音声学入門, 小泉保著,大学書林, 平成15年4月30日発行
C朝倉日本語講座B音声・音韻, 第1章 「現代日本語の音声」斎藤純男 著,朝倉書店(2003年6月1日)
DLANGUAGE Activator , LONGMAN, 1993:(補足:英語の辞書の発音記号はIPA方式にのっとり記載していて、日本の英語の辞書とは、少し違います。Phonetica forWordでは、日本の英語の辞書、英英辞典どちらの表記も入力可能です

3.単語帳(WordBook)機能について

 一度入力した記号を単語帳に登録すると簡単に再利用できます。基本言語を日本語にした場合、項目入力はShiftJISの文字コードになるので、英語や日本語、ロシア語(2バイトキリル文字)が使えます。基本言語を英語にした場合、項目入力はANSIコード(Windows1252)ですので、仏語や西語、ポルトガル語などの文字や記号が使えます。

 基本言語に応じて、単語帳ファイルを保存するフォルダーが異なっておりますので、使い分けてください。

【基本言語: 日本語】
言語で、Japaneseを選ぶと単語リストの項目「単語」に、ShiftJISの文字が入力可能になります。
(2バイトロシア文字も)


【基本言語: 英語】
言語で、Englishを選ぶと単語リストの項目「Word」に、フランス語、ドイツ語などのラテン文字を入力可能になります。

※但し、表示も動作も完全なのはWindows2000,Xpの場合です。Windows95,98,Meでは表示が一部化けます。


4.コメント編集機能 

 IPAの発音記号は、ベースキャラクターのほかにいくつもの補助記号やマークがあります。どれがどのような発音で、どの記号が何の意味を持つのかを覚えるのはなかなか大変です。発音の記号自体も、使われる方がどの言語の発音記号を主に表記するかで、ひとりひとり覚え方は違うと思われます。

 そこで、Phonetica froWordでは、IPA93のフォント中に含まれるすべての文字や記号について自分のコメントを付加できるようにしました。なお、標準で記載されている内容は、各文字や記号について、IPAが定めた説明文に、作者が参考文献から引用したものを付加しています。主に有声、無声など音の種類や、舌や口の開け方、発音のしかたなどが記載されています。

【コメントの表示方法】

 コメントを表示するには、まず最初に、該当する文字や記号を一度入力してください。するとIpadの右のほう、に最後に入力された文字や記号が1文字表示されます。そこで、[Show Comment]ボタンを押して下さい。するとデフォルトのコメントを見ることが出来ます。なお、コメントは言語選択が日本語と英語では別のコメントを入力、編集できます。

【コメントの編集方法】

 コメントを表示したら、コメントが表示されている部分の左下の[Edit Commnet]ボタンが押せるようになります。押して下さい。すると、コメントの表示されていた部分の背景が白くなり、いままでReadOnky専用だったエリアに文字を入力できるようになります。なお、一度編集したコメントでも途中でやめたい場合は、他の文字を、Phonetica forWordのメインの入力エリアに文字を入力して下さい。コメントの保存をしない限り、コメントは変更されません。

【コメントの保存方法】

 コメントを編集したら、[Save Comment]ボタンが使えるようになります。編集した内容で書き換えたい場合、押して下さい。すでにコメントファイルがある場合は、上書きしても良いか聞いてきますので、変更してよい場合は「OK」して下さい。

 なお、コメントファイルのオリジナルのものは、プログラムを解凍したフォルダーの下の\comsrcフォルダーに置かれています。初回起動時に、英語のコメントは\comEに日本語のコメントは\conJフォルダーに、\comsrcからコピーされ、以降これらフォルダーの下のコメントファイルを参照、編集する形になります。今後、バージョンアップがあり、圧縮ファイルを解凍した場合でも、これらのコメントファイルは勝手に上書きされることはありません。

  


5.BitMap Maker (付属ツール)について

 ホームページで発音記号を表示したい場合、テキストによる方法もありますが、見る人のPCにもIPA93フォントが必要だったり、重ね打ち文字の後に一文字スペースできたりする若干の問題点があります。そこで、便利なのが画像です。Phonetica forWordではWindowsのビットマップ形式で画像を作ることが出来るツールを用意しました。[Tool]-[Bitmap Maker]

 操作は簡単です。
@まずPhonetica forWordの左上の文章入力エリアに記号を入力し、「Bmp」ボタンを押します。そこで「Make Bitmap」ボタンを押すと下のような画面が現れます。
Aフォントサイズや文字修飾、背景色、文字色などを色々変えて調節して下さい。
B最後に[ Save]ボタンを押すと、ファイル名を聞いてきます。指定してください。拡張子のbmpは不要です。

 例) vacationの発音記号です。

 HPに使うにはbitmapファイルをGIF形式に変換する必要があります。bitmapは24ビットフルカラー、Gifで使えるのは8ビットのパレットです。IBM Homepage builderをお使いの場合は、ツールのウェッブアートデザイナーでも変換可能ですし、他のほとんどの画像ソフトでも変換可能です。